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SEが転職する際に注意したい!働き方別でみる収入リスクとは
今この記事をご覧になっているSEのあなたは今どんな働き方をしていますか。
IT業界ではシステム開発といっても様々な働き方が存在しています。
代表的な働き方として
- SES
- 社内
- フリーランス
があります。
IT業界で転職を考えた際にはこの三つの働き方どれかになる事が多いでしょう。
今回はこの3つの働き方に着目してそれぞれのリスクをメインにお伝えします。
メリットを知りたい方にはお役に立てないので、別のサイトでメリットを見られて下さい。
SES
日本のIT業界にて約8割の方がこのSESという働き方をしているのではないかと言われています。
このSESとは自社のエンジニアがお客様先に常駐し開発協力を行うという形の事を指します。
システムを作って欲しいお客様との契約でなく、システム構築を請け負った企業との契約を主とします。
※IT業界はゼネコン構造が強いため下請けへ投げ続けた多重受けになる状況も存在します。
このSESという形態での大きな特徴として成果に対して責任を負わないという点が上げられます。
システムを作成後納品したものに対してお金をもらうのでなく、月に決められた時間分働いてお金を頂くという形になっています。
この働き方の収入リスクは
働いた時間分に対して対価が支払われるため、
どんなにいいプログラムを誰よりも早く作成したからといって給料が上がったりする事は基本的にありません。
また月に働く稼働時間が決まっているのでどんなに早く仕事が終わってする事がなくても決められた稼働時間分はお客様先にいなければなりません。
そのため成果に対してのインセンティブを求める方にとっては働きづらい可能性があります。
社内(受託開発、自社開発)
この社内開発を行っている企業へ転職したいというエンジニアの方は多いのではないでしょうか?
自社内で作業を行う事が多いため腰を落ち着けて働ける可能性は高まります。
ですが受託開発の場合、自社とシステム作成を発注する顧客が直接契約を結ぶため、システムを完成させて納品しないとお金は頂けません。
受託開発は成果に対してお金を頂くということが特徴です。
自社開発では自社の別部門や関係会社から依頼されてシステムを作成するパターンや自社サービス(アプリなど)の作成及び販売やアプリ上での手数料という形でお金を頂きます。
一例としてフリマアプリのメルカリを上げます。
メルカリ自体は商品を持たずシステムを構築しネット上に売買できる場所を提供します
その中で利用者同士の買いたい、売りたいをマッチングさせ成立した取引から販売手数料を貰うというビジネスモデルです。
詳しく知りたい方は以下リンクよりどうぞ
事例:株式会社メルカリのビジネスモデルが簡単、お手軽、安心、安全な理由
この受託開発、自社開発での収入リスクはプロジェクトのスケジュールが遅れた場合などに会社によっては残業地獄になるが残業代は出ないという会社も存在するということです。
そのため受託・自社の開発だから環境が良くなると安易に考えるのはとても危険と感じませんか。
また収入とは違うリスクとして環境によっては技術や人脈が広がりづらいということも特徴の一つです。
自社内で作業を行うため交流が狭くなり世間とのギャップが生まれる可能性も…
この受託・自社はIT業界の働く形態としては人気があるからこそしっかり先を見据えて考えることが必要です。
フリーランス
フリーランスは会社に所属せず自分で営業を行い開発できる場所を見つけなければなりません。
ただ自分一人で動くため利益は全て自分のものとなります。
またスケジュールも自分でコントロールできるので半年しっかり稼いで後の半年は休みということが可能となります。
しかしながらフリーランスの収入リスクは当然大きく仕事をとれなければ収入はないという状態になります。
守ってくれる会社は当然ないので税金の申告やエージェントとのやり取り・仕事の営業・人脈開拓を全て自分で行います。
なにより自分が動けなくなったら収入が即途絶えるという綱渡り状態が特徴です。
仕事の合間をぬって時代に合わせた新しい技術を習得することも必要となります
フリーランスでの働き方は収入が大きく増える可能性を秘めつつも収入が完全に途絶える可能性も高いので世の中の情報に惑わず自己の目的に合っているかを見極めないと大変なことになりかねません。
転職時に収入リスクをどう考えるか
簡単にですがそれぞれの形態による収入リスクをお伝えしました。
あなたはどの形態で働きたいと考えますか?
どの形態にもそれぞれメリット・デメリットが必ずあります。
そして人によって働く形態の合う・合わないは違います。
あなたの目的ややりたいことから逆算した時にしっくりくるものを選択できたらベストですね。
参考までに我々スフィアネットの事業割合としてこのSESという形態が8割を占めています。
しかしながらこれからのシステム業界を考えた時に受託や自社開発へ舵を切り会社を今以上に成長させていくとうビジョンを持っています。
そのため今絶賛改革中のためある意味なんでも提案・企画できる環境です(笑)。
また会社の成長へ経営などに興味がある方にとっては面白い状態の会社だと自負しています。
上記のような改革・経営などに興味あるSEさんへ貢献できる場があるかもしれません。
皆さんの転職活動がよいものになることを願っています。
気になることがあれば下の問い合わせよりお気軽にどうぞ。