スフィアネット技術部の中島です。

 

スフィアネットのオリジナルLINEスタンプを作成しました。その名も「毎日ビーバー」。何時でも何処でも誰とでも。真面目なビーバーが敬語で頑張る使い勝手のよいスタンプです。LINEスタンプの作り方や、販売方法についての情報やポイントを交えながら制作過程を時系列でお伝えします。

購入はこちらから ⇒ クリエイターズマーケット「毎日ビーバー」

 

◆その0:LINEスタンプを作るに至ったいきさつ

生活のインフラとして確固たる地位を築いているLINEですが、家族や友達とのコミュニケーションはもとより、社内の連絡事項の伝達にも使用している会社も多いのではないでしょうか。

 

スフィアネットも社内の連絡手段の1つとして、また社員同士のコミュニケーションにLINEを活用しています。

 

LINEを使うときに必要なのがスタンプです。

 

しかし、自分の気持ちを代弁してくれるLINEスタンプになかなかめぐりあえず、膨大な量のLINEスタンプの中から時間をかけて探し、これこそはというLINEスタンプを見つけ、思い切って購入しても、40個のうち使うのはせいぜい数個。

 

さらに、毎回同じだと違うものを使いたくなってくる心情は、誰もが一度は通る道ではないでしょうか。しかし、大量にLINEスタンプを購入することもできず、仕方なく同じスタンプとAA顔文字や絵文字で済ませてしまっていました。

 

そんな煮え切らない日々を過ごしていると、「パンがなければお菓子を食べればいいじゃない」という事に気が付きました。そうです、気に入ったLINEスタンプがなければ、自分で作ったのを使えばいいじゃない!!

 

そして、LINEスタンプの制作を始めました。

 

 

 

◆その1:自作のLINEスタンプを販売するには

とりあえず、何をしたらよいのか全く分からなかったため、LINEアプリをいじくっていると、LINEPartnerなるものを見つけました。

 

 

なるほど、まずはパートナーシップ結べばよいのか!!

 

 

 

意外と項目が多かったのですが、何とか入力して、早速申し込みを行いました。

 

 

 

待つこと数日、、、結果、、、不採用通知が来ました。

 

 

LINEスタンプ、ハードルが高い!!

 

よくよく内容を読んでみると、LINEの公式パートナーになろうとしていたようです。結局、ハードルではなく頭(ず)が高かったことが判明しました。

 

正攻法(Google検索)での調査結果により、LINEスタンプ販売は「LINEクリエイターズマーケット」というサービスを利用すればよいことがわかりました。

 

 

制作ガイドラインの資料もあり、とても分かりやすかったです。

要約すると、下記であれば販売可能とのこと。

 

1.スタンプは8個、16個、24個、32個、42個のいずれかの種類があればよい。

2.暴力的でなく、性や下品な表現がなく、日常で使いやすいものがよい。

3.決められたサイズ、画像フォーマット(透過PNG)であること。

 

 

よく売れるLINEスタンプについても調査(Google検索)した結果、丸っこいキャラクター(かわいい動物)がよく売れているようです。スフィア(球)にも当てはまるので、ちょうどよいと思い、早速丸型キャラクター作成に取り掛かりました。

 

 

 

◆その2:キャラクター作成

絵心というのは、練習によって身につくものなのか、もって生まれたものなのか、神から選ばれしもののみ与えられたgiftなのかは分かりませんが、私は持っていないという事が分かるのに、画用紙1枚も必要ありませんでした。

 

 

これは、LINEにあるような面白い下手ではなく、ただ普通に下手な絵以外の何物でもなく、問題解決には革新的なブレイクスルーが必要な事案です。

 

 

 

正攻法(Google検索)での調査結果により、Schoo(スクー)というオンライン動画学習サービスを利用することにしました。

 

https://schoo.jp/

 

 

「LINEスタンプの作り方」で動画を検索すると、トミムラコタ先生によるLINEスタンプを作る授業があったので、これはちょうどよいと思い視聴してみました。

 

結果、、、授業中にあっという間に42個のLINEスタンプが完成するという、ただただコタ先生のすごさを実感されられ、残ったのはコタ先生への尊敬の念のみでした。絵が描ける前提で、アイディアをどう出すかという企画の授業であり、絵をかけない私が受講するにはレベルが高すぎるものでした。。。

 

 

 

Schoo(スクー)には4千本以上の動画があるのです。他をあたってみました。

 

 

 

「絵の描き方」で検索すると、りゃんよ先生によるイラストの描き方という、私にとってよさそうな授業がみつかりましたので視聴してみることにしました。

 

これです。へたでもいい、アイディアが大事だと言ってくれたりゃんよ先生最高です!!!あの画用紙も浮かばれます。

 

精神的に救われましたが、授業中にりゃんよ先生がIllustatorを使って、パスでトレースしているのを観て大事なことに気が付きました。・・・自分も、パスが使える。・・・いや、あんな高速に使えないけど、自分もパスツールの使い方は知っている。

 

パスで描けばいけるかも???

 

早速パスを使ってキャラクターを作ってみました。

ビーバーです。理由は書きやすかったからです。リスにもコアラにもラッコにも猫にもなる可能性がありました。描いているうちにビーバーになったともいえます。

 

一部の同僚に確認してみました。↓↓↓社内の反応。

問題なさそうです。キャラクターが決定しました。

 

 

 

◆その3:スタンプ作成

コタ先生の教えの通り、まずキャラクターの性格を考えてみました。それから、日常と会社の上司や同僚に送りそうなフレーズを洗い出してみました。

 

 

制作手順的には、この中で一般的によく使われそうなもの、キャラクターにあっているもの、絵として面白いものを選別すればよいのですが、、、

 

ポーズを思った通りに変えられないことに気が付きました。具体的には、下記のようなパーツを組み合わせてフレーズにあったポーズにするのができなかったわけです。

 

逆転の発想です。フレーズ⇒ポーズがダメなら、ポーズ⇒フレーズにすればよい!!動かして、何かしらのポーズになっりそうになったらフレーズを考えることにしました。苦肉の策、それしかやりようがなかったとも言えます。

 

いかに同じポーズで使われそうなフレーズに持っていくかの勝負となりました。

 

 

やっとのことで42個完成。キャラクターができたのが2018年4月11日で、42パターン完成が2018年5月6日なので、1ヵ月弱かかりました。。。とにかく42個は思ったよりも多いです。アイディアが浮かばない、動かせない、小物が増えていくため、なかなか作成個数が増えていきませんでした。

 

最後に調整をしたのですが、ポイントは上下左右に10pxの余白が必要なことと、シミュレータで見るとPC画面上の印象とだいぶん変わることです。

 

余白は作るときに別レイヤーで枠を作って枠にかからないよう気を付けました。

 

 

シミュレータは、「LineStudio」というアプリを入れて、PC⇒スマホ⇒LineStudioとデータを流して、シミュレータ(スマホ上のアプリ)で確認してました。文字の大きさが思ったよりも小さかったので大きくしたり、絵もPC上で見ると大きく感じるのですが、シミュレータ上で見ると意外と小さい印象だったりして、サイズ調整が多かったです。

 

実際のLINEスタンプとシミュレータで見たものがほぼ同じなので、必ず確認しておいたほうが後々「思ったのと違う」とならなくてよいと思います。

 

 

 

 

◆その4:審査

審査に出そうとして知ったのですが、スタンプの英語のタイトルと説明文が必要なことと、スタンプ1つ1つに対してタグ設定(LINEのトーク画面で入力した文字に該当するスタンプが自動的に候補として表示=オートサジェスト機能)が必要でした。

 

タグ設定は別にしなくてもよいのですが、せっかくなのでしておこうと思ったら、、、かなりめんどくさいし時間がかかりました。

 

 

2018年5月6日に審査に出し、同16日に承認もらいました。ネット情報では、大体6日くらいとなっていたので、何かひっかかったのか、ゴールデンウィークでスタンプ作る人が多かったのか、少し時間がかかりました。

 

LINEスタンプが始まった当初は数週間から数か月待ちもあったようなので、それに比べれば早くなったと思います。

 

余白と画像サイズを気を付けていたので、リジェクト(やりなおし:ダメ出し)されずに済みました。

 

 

 

◆その5:販売

いよいよ販売です。これまでの苦労が報われる時が来ました。

 

 

スタンプショップに表示されるのはとても嬉しいものです。販売と同時に自分で購入しました。

 

 

 

◆その6:その後

その6になりましたが、その後です。全く持って売れません。自分が使いたいから作ったのです。望み通りの結果になっています。だけど、売れたら嬉しいな。いや少しは売れるだろう。と思っていました。

 

しかし、世の中にLINEスタンプはあふれています。ただ販売するだけでは埋もれてしまうのは必然だったのです。ビーバーだし、親戚のお兄さんが広めてくれれば第2の●太郎にだってなれるハズという淡い期待は見事に打ち砕かれました。

 

 

全くではなく売れてますが、購入者は全て名前が言えます。つまりスフィアネット関係者です(ありがとうございます)。つまり、対外的には全くです。

 

ルーキーの販売網は、SNSに頼るしかないと思います。が、スフィアネットはSNSが機能していません。今後の課題です。

 

 

 

◆その7:反省

途中から(10個目を過ぎたあたり)数を作ることに主軸が動いたため、使ってみてスタンプを使おうと思ったタイミングで選択できるスタンプが意外とないことに気が付きました。

 

今までだと、ないならいいやと思って諦めていましたが、自分が作ったスタンプだと何とかして使おうという心理になるため、使うタイミングで使おうと思ったスタンプが無いことが多々ありました。

 

 

何事も経験です。第2段に活かせたらいいなと思います。

 

自分の課題、強みや弱み、会社の課題(SNS)など、いろいろ見えてきました。ビーバースタンプを使った社内同僚とのコミュニケーションも増えました。作ってよかったです。

 

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