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プロジェクトマネージャ試験とは何ぞや
プロジェクトマネージャ試験(PM試験)は、IPA(情報処理推進機構)が実施する「高度な知識・技能」に該当する試験の一つで、プロジェクトの計画→実行→監視→制御→完了までのプロセスを適切に管理する能力を評価します。
IT業界における中規模以上のプロジェクトを管理する人々にとって、価値のある資格になっていると思います。
試験は年に1回(10月頃)実施され、合格率は約15%前後です。
そんな難易度の高い資格情報についてこの記事に辿り着いた意識の高いあなたは、キャリアが5年目、7年目を迎える中で、
「プロジェクトリーダーになったけれど、管理が思うように進まない」
「まだプロジェクト管理の経験がなく、将来への不安を感じる」
などと悩みを持っているのではないでしょうか。
この記事は
・今後プロジェクト管理を担いたいSE
・SE歴5〜10年目の中堅層
・プロジェクトリーダーとして1〜3年の経験を持つ方
以上、例を挙げるとキリがないですが、上記のお三方に向けて発信していこうと思います。
プロジェクトマネージャ試験のメリット
プロジェクトマネージャ試験のメリットについて以下のものが考えられます。
・キャリアアップや昇給、昇格に直結
・試験対策を通じてスコープやスケジュール、品質管理について実務にフィードバックできる
プロジェクトマネージャ試験のデメリット
・論文対策は実務経験が無い方は不利(勉強コストがかかってしまう)
・グローバルな資格と比較すると、日本国内での限定的な価値となってしまう
また、余談ですが「プロジェクト管理」という観点で類似した試験に「PMP(Project Management Professional)」という試験がございます。
プロジェクトマネージャ試験とPMPの違い
名前だけ見ると「PMP(Project Management Professional)」は「プロジェクトマネージャ試験(PM)」と似てますがそれぞれ特性があります。
項目 | プロジェクトマネージャ試験 | PMP試験 |
主催 | IPA(日本) | PMI(米国) |
対象 | 日本のIT業界センター | 業界・国を問わずグローバル |
出題内容 | ITプロジェクト管理 | PMBOKガイドに基づく |
試験形式 | 記述・論文タイプ | 選択式 |
認知度 | 日本で高い | 世界に高い |
受験資格 | 制限なし | プロジェクト経験が必要 |
更新 | 期限なし | 3年ごとに更新 |
もしグローバルな企業に転職を考えている方は、PMP試験を視野に入れてもいいかもしれません。
ただしこの記事では、PMPではなくプロジェクトマネージャ試験に絞って勉強方法を紹介していこうと思います。
それでは見ていきましょう!
プロジェクトマネージャ試験の勉強法
プロジェクトマネージャ試験は以下の4つの区分に分かれています。
・午前I試験:IT基礎知識を問う多肢選択式問題。
・午前II試験:プロジェクト管理に特化した多肢選択式問題。
・午後I試験:プロジェクトの進行や管理に関する具体的な設問。
・午後II試験:自身の経験をもとにした論文問題。
いくつも区分が分かれていますが、しっかりと対策を行えば問題ありません。まずは午前対策からです。
午前試験の勉強方法
午前試験(午前I、午前II)は、選択式問題で基礎知識とプロジェクト管理に特化した知識を問われます。
それでは午前試験の勉強法について紹介していきます。
1.過去問を繰り返し解く
午前I関しては、ITパスポートや基本情報の科目Aの内容とあまり変わらないので、基本情報などの参考書があれば大丈夫だと思います。
もしくは基礎知識は大体頭に入っている人であれば、過去問道場サイトで過去問をひたすら解く方法でも問題ないと思います。
2.プロジェクト管理知識の習得
午前II試験はPMBOKガイドや書籍を参考に、スコープ管理やリスク管理などの知識を整理します。
勉強に活用できる参考書はこちら
コチラの本は午前の基礎知識と、午後の記述・論述まで網羅的にカバーされた本となっておりオススメの一冊となっております。
午後試験の勉強方法
午後試験(午後I、午後II)は、記述式と論述式の問題で、実務経験や考察力が求められます。
午後I試験(記述式)
1.問題文を正確に読み取る力を養う
問題文が長いため、必要な情報を素早くピックアップする練習が必要です。
2.テンプレートを作る
記述の構成(例:課題、原因、解決策)をあらかじめ整理しておくと効率的です。
午後II試験(論述式)
1.自分の経験を振り返る
これまでのプロジェクト経験を整理し、成功例や課題克服のエピソードをストックします。
2.論文の型を身につける
論文では「背景」「課題」「解決策」「結果」を明確に記載することが重要です。
3.模擬論文を書く
時間を計測して練習し、文字数や構成を確認します。
論文の中身は、職場の上司などに添削を依頼しアドバイスを受けるのも有効です。
上司でなくとも、第三者に見てもらうことが重要です。
午後試験のおすすめの書籍のリンクを貼っておきます。
コチラの書籍は過去問をテーマ別に解説し、重要なポイントが整理されています。
まとめ
今回はプロジェクトマネージャー試験(PM)でプロジェクト責任者として活躍するための資格の学習方法について明記しました。
プロジェクト管理者として、経験だけでなく第三者に評価してもらえる資格を取得できるように頑張りましょう。
福岡市博多区でシステム開発の請負やSES、web集客サービスを提供する発信中