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福岡市博多区でWebシステム開発の受託・ラボ型SES・web集客サービス、3つのWebサービスを提供中

「基本情報技術者試験も受かったし、Web系のプログラミングも少し触った。でも正直、入社してから何をするのかまだよくわかっていない…」

そんな人、けっこう多いんじゃないでしょうか。

基礎知識はある。でも現場のリアルを知らない。。。

現場のリアルについては、未経験にとっての顕著となる「最初の壁」ではないでしょうか。

プログラミングの文法を知っていることと、チームで実際にシステムを作れることは、ぜんぜん別の話。
ですし、現場を体験しているエンジニアでも案件や客先が変わると現場のやり方に慣れるのは大変です。

現場に入ってから「えっ、これ知ってて当然だったの?」と焦らないためにも、入社前にやれることはちゃんとやっておきたいですよね。

現役エンジニア「入社前にこれをやっておけば、最初の3ヶ月がまるで変わる」という実践的な準備を、できるだけ具体的にまとめました。

「何から手をつければいいかわからない」という人こそ、ぜひ最後まで読んでみてください。

まず環境を整えよう。「動く場所」がないと何も始まらない

理論より先に、手を動かせる環境を作ること。

これが最初の第一歩です。

Visual Studioを入れて触り倒す

現場で使う開発ツールを、入社前から触っておくのは最高の先行投資です。

特にC#、.NET系の現場では Visual Studio 2018 or 2022 が標準ツール。
使ったことがあるのとないのでは、最初の1週間の心理的負荷がまるで違います。

まずはCommunity版(無料) をインストールして、画面構成に慣れておきましょう。

Visual Studio 2022 Community(無料)インストーラ

インストール後はとにかく新規プロジェクトを作って、Hello Worldを動かしてみるのが一番の近道です。「ビルド → 実行」の流れを体で覚えておきましょう。

VS2022でやっておきたいこと:

① インストールして起動する
      ↓
② コンソールアプリ(C#)の新規プロジェクトを作る
      ↓
③ Hello World を表示して実行する
      ↓
④ ブレークポイントを設定してデバッグ実行してみる
      ↓
⑤ エラーが出たらエラーリストを読んで修正する

特に④のデバッグ(F5実行) は現場で毎日使います。
ブレークポイントを設定して、変数の値が途中でどう変化するか確認する操作は、入社後に必ず役立ちます。

Visual Studio 公式ドキュメント(日本語)

SVN(Subversion)+ TortoiseSVNで構成管理を覚える

バージョン管理ツールとして、現場ではいまでもSVN(Subversion) が多く使われています。

GitよりSVNのほうが長く使われていて、特にSIer系・業務システム系の現場では「SVNが当たり前」というプロジェクトは珍しくありません。

TortoiseSVNはWindowsのエクスプローラーに統合されるGUIクライアントで、右クリックメニューからSVN操作ができるのが特徴です。

コマンドを覚える前に、まず視覚的に操作の流れを掴めます。

TortoiseSVN インストーラはこちらから

SVNの基本的な操作フロー

リポジトリ(サーバー上のソース管理場所)
        │
        │ チェックアウト(初回ダウンロード)
        ↓
  ローカルの作業コピー
        │
        │ ファイルを編集する
        ↓
  SVN Update(最新を取り込む)← 作業前に必ずやる!
        │
        │ 自分の変更を加える
        ↓
  SVN Commit(変更をサーバーに反映)← 作業後にやる
        │
        ↓
  リポジトリに変更が記録される

SVNで絶対にやってはいけないことが1つあります。

それは「コミット前にUpdateしないこと」です。

他の人の変更を取り込まずにコミットすると、コンフリクト(競合)が発生してチームに迷惑がかかります。

作業前のUpdate → 作業 → コミットの順番を体に染み込ませましょう。

参考までにエクスプローラー上の右クリックメニューから使う操作の一部を紹介しておきます。

SVN Checkout    → リポジトリから作業コピーを取得
SVN Update      → 最新の変更を取り込む(作業前に必ずやる)
SVN Commit      → 変更をリポジトリに登録
Show log        → 変更履歴を確認す
SVN Diff        → 前回との差分を確認する

新人エンジニアとして最低限身につけておくべき現場の基礎力

「知識はある、でも現場で動けない」——これが一番もったいないパターンです。

技術の勉強と並行して、現場で即使える”作業の筋肉“も鍛えておきましょう。

① 検索力を磨く(エンジニアの最重要スキル)

プログラミングは「知ってるかどうか」より「調べられるかどうか」の勝負です。

現役エンジニアでも知らないことだらけ。

ただ、調べ方が上手なだけです。

↓検索力を高める3つのコツ

1. エラーメッセージをそのままコピペして検索する
   → 「なんかエラーが出た」ではなく「NullReferenceException was unhandled」で検索

2. 日本語より英語で検索する
   → 英語の方が情報量が圧倒的に多い。DeepLやChromeの翻訳を使えばOK

3. 信頼できる情報源を知っておく
   → 公式ドキュメント > Stack Overflow > Qiita / Zenn > その他ブログ

「○分調べてわからなかったら先輩に聞く」を徹底しましょう。
私も入社当初は15分調べてわからない場合、早々に先輩にチャット投げていました。笑

ただし聞く前に何を調べて何がわからなかったかをまとめておくこと。
それだけで先輩の印象がまるで変わります。

② 最低限のSQLを使えるようにしておく

業務システムの裏側では、ほぼ必ずデータベースが動いています

SQLが読めないと、「このデータがどこから来てるの?」という場面で完全に詰まります。

逆に言えば、基本的なSELECT文が書ければ、現場での理解度がグッと上がります。

最低限使えるようにしておくSQL:

-- データを取得する
SELECT * FROM users;
SELECT name, age FROM users WHERE age >= 20;

-- 条件を絞る
SELECT * FROM orders WHERE status = '完了' AND created_at >= '2024-01-01';

-- 並び替え
SELECT * FROM products ORDER BY price DESC;

-- 件数を制限
SELECT * FROM logs ORDER BY created_at DESC LIMIT 10;

-- テーブルを結合する(JOINは現場でよく使う)
SELECT u.name, o.total_price
FROM users u
INNER JOIN orders o ON u.id = o.user_id;

-- 集計する
SELECT department, COUNT(*) AS 人数 FROM employees GROUP BY department;

練習環境はA5:SQL Mk-2(無料・日本語)が現場でもよく使われていておすすめです。

インストールして、SQL ServerやPosygreSQLなどのローカルのデータベースに接続し、上記のSQLを実際に打ってみましょう。

📦 A5:SQL Mk-2のダウンロードはこちらから

エラーと質問に強くなれ。それだけで現場評価が変わる

技術力より先に、「この人と一緒に働きたい」と思われることが大事です。

未経験エンジニアに最初から完璧なコードは求められていません

でも「エラーで黙って詰まり続ける」「何も調べずに質問する」——この2つは現場でじわじわ評価を下げます。(エンジニアに限らず、ほかの業種にも言える話ですが。。。)

逆に言えば、エラーへの対処と質問の作法さえ身につければ、新人としての心構えは十分合格点です。

エラーと仲良くなる

「エラーが出た=失敗」じゃないです。

エラーはコンピュータが正直に教えてくれているヒントです。

現場のベテランエンジニアも毎日エラーと格闘しています。

違いは「エラーメッセージをちゃんと読んでいるかどうか」だけといっても過言ではありません。

ではそんなエンジニアが、エラーと仲良くなるためのフローをお見せします。

野生のエラーが現れた!!!!
  ↓
① エラーメッセージを全部読む(英語でも怖がらず読む)
  ↓
② どのファイルの何行目で起きているか確認する(スタックトレースを見る)
  ↓
③ エラー文をそのままコピペしてGoogle検索する
  ↓
④ Stack Overflow / Microsoft Learn / 公式ドキュメントで解決策を探す
  ↓
⑤ 試す → ダメなら別の方法を試す(1つ試してすぐ諦めない)
  ↓
⑥ 30分やっても解決しなければ「試したこと」を整理して先輩に聞く

なにやらつらつらと流れを書いてますが、エラーをググってわからなければ先輩を召喚!ぐらいの認識で大丈夫です。笑

C#でよく出会うエラーと、その読み方の例を見てみましょう。

C#のよくあるエラーと意味:

エラー名意味よくある原因
NullReferenceExceptionnullのオブジェクトを使おうとした変数を初期化し忘れた
IndexOutOfRangeException配列の範囲外にアクセスしたループのカウンタがずれている
FormatException型の変換に失敗した数字以外の文字をint.Parseした
FileNotFoundExceptionファイルが見つからないパスの指定ミス・ファイルが存在しない
ArgumentNullException引数にnullを渡したメソッドの呼び出し元を確認する

エラーが出たらまずエラー名をそのまま検索(コピペ)してみてください。

99%の場合、同じ問題で困った先人達がStack OverflowやQiitaに解決策を書いてくれています。

また、VS2022にはエラーリストウィンドウがあり、ビルドエラーの場所と内容が一覧で確認できます。

エラーをダブルクリックすると問題のある行に直接ジャンプできるので、ぜひ使いこなしましょう。

質問の仕方も練習しておく

「質問できるエンジニア」は本当に貴重な存在です。

わからないことを整理して正確に伝える能力は、コーディング力と同じくらい——いや、新人のうちはそれ以上に大事かもしれません。

よくあるNG質問の例がこれです。

❌ NG:「〇〇がうまくいかないんですけど、どうすればいいですか?」

→ 何がうまくいかないのか、何を試したのか、何もわからない。
  先輩は一から状況を聞き出すことになって時間を取られてしまう。

一方、こう聞ければ先輩の印象はがらりと変わります。

【やりたいこと】
〇〇画面でユーザー情報をDBから取得して表示したいです。

【起きていること(エラー内容)】
以下のエラーが出て止まっています:
NullReferenceException: Object reference not set to an instance of an object
  at UserForm.LoadData() in UserForm.cs:line 42

【試したこと】
・○○メソッド内でnullチェックを追加しましたが変わりませんでした
・NullReferenceException について調べましたが解決できませんでした

【環境】
ブランチ:○○
revision:○○

このフォーマットで質問すると、答える側は「状況が全部わかった状態」でアドバイスできるので、解決までが圧倒的に速くなります。

チャットでも口頭でも、この「やりたいこと起きていること試したこと環境」の4点セットを意識するだけで、「あ、この人ちゃんと考えてる」と確実に思われます。

大前提として質問することは恥ずかしいことじゃないし、むしろ適切に質問できる人のほうが成長が速いと現場では認識されています。

遠慮しすぎず、でも準備をしてから聞く。。。難しいですがこのバランスを最初から意識できると、入社後の立ち上がりが全然違います。

「準備した人」と「してない人」では最初の3ヶ月がまるで違う

色々と語気強めに説明して参りましたが、全部を完璧にやろうとしなくていいです

「VS2022でコードが動かせて、SVNの操作を知っていて、SELECT文が書ける」——この3つがあれば、入社後の最初の1ヶ月が全然違います。

エンジニアの世界に飛び込む勇気を持ったあなたへ。

技術は後から追いかけられますが、「手を動かした経験」と「エラーと格闘した記憶」は、入社後の自信になります。

完璧じゃなくていい。動けばいい。

今日、まずVisual Studio 2022をインストールして、Hello Worldを表示させるところから始めてみてください。それが最初の一歩です。