The following two tabs change content below.
アバター画像

技術部メンバー

福岡市博多区でシステム開発の請負やSES、ホームページ制作やweb集客サービスを提供するIT業界の中小企業に在籍するエンジニア組が交代しながら発信中

25歳の転職決意

まずは簡単に私の経歴と、未経験ながらIT業界に飛び込むこととなったきっかけをお話しします。

18歳で航空自衛隊に入隊し3年満期で退職後、21歳で不動産の営業職、23歳で通信関係の仕事をしていました。これだけ見ると「何回転職すんねん!!」と声が聞こえてきそうですが、自分でも結構な転職数だと自負しています。笑

学生時代、自分がIT関連の仕事に就くなんて全くもって予想できない未来でしたが、転機というものは突如として現れるものです。

当時、通信業で汗水垂らして働いていた時に、シゴデキ先輩(仕事がめっちゃできる先輩)から「篠原君、今の仕事に就くのは年齢的に勿体無い。まだ若いんだから何か頭使うような仕事に挑戦してみたら?もし色々試してダメだったらまた戻ってくればいいよ」と助言をいただいたのです。

本当にやりたい仕事とはなんだろう?と模索している自分にとってはかなりのパンチラインでした。

そしてその数ヶ月後には会社を辞めて、PCを購入して天神にあるプログラミングスクールに通い始めたのが、プログラマー篠原として生まれ変わる一歩目でした。笑

篠原PGについてもっと詳しく知りたい方はこちら

はい。本題に入っていこうと思います。

この記事では

未経験でIT業界に転職をするか悩んでいる。

・現在過酷な労働に耐えきれず、華やかなイメージのあるIT業界に憧れを持っている。

仕事を辞めて、転職のためにプログラミングスクールに通おうと考えている。

といった考えを持たれている方に向けて、私の体験をもとに情報をお届けできればと思います。

※あくまで自身の経験に基づいた、見解になりますので鵜呑み厳禁でお願いします!

結論:◯◯をして下さい

はい、まずは結論からですね。笑

ズバリ、

資格を取得する

ポートフォリオ(自作プログラム)を作成する

のどちらかを行なって下さい。

転職を考えている方は、以上の2つを適正試験だと思って取り組んでみて下さい。

挑戦して数日で苦痛と感じるのであれば、向いてなかった

と別の職種業種を探してしまって良いと思います。
資格の勉強の時点で苦手と感じれば、初歩の初歩で向いてなかったと気づけます
(決してネガティブな意味ではありません。苦痛になる可能性の高い選択肢を一つ潰せたと考えて下さい。)

逆にもっと学習してみたい、もっと別の処理のプログラムを組んでみたいと感じている方は、コチラの世界へ今すぐ飛び込むべきです。

IT業界に飛び込んだ以上、作成するシステムは莫大なものが多く、個人で作るポートフォリオとは比べ物にならないくらい複雑です。

なので、資格の勉強・ポートフォリオの作成に取り組むことによって、自分の適性を図ることができるのです。

転職を決意後、会社を辞職して高額な課金をしてまでスクールに通った挙句、結局向いてなかった。。。などという事態を避けられますからね。

私が未経験で転職するにあたって苦労したことは以下の3つとなります。

いきなり辞職→転職はリスキー過ぎる

未経験では転職のハードルが高い

給料が転職前と比べて下がった

それぞれの項目を詳しく説明していきます。

いきなり仕事を辞めて転職するのはリスキー

タイトルを見て「そんなことは分かっている!!」という方や、元々情報系の大学を卒業をしているという方は、この章は読み飛ばして下さい。

この章でお伝えしたいのは、仕事を辞めるITのスクールに課金→なんとかIT企業入社→基本が理解できないため日々が辛く苦しい→勉強する気もしない→3年が経過してプロ野球育成枠選手と同じような戦力外な気がする→4年以内に退職→結局別の分野に就職
という流れは避けましょうということです。

先ほどの章でお伝えした通り、この流れを止める方法は現職の仕事の合間に資格の勉強や、プログラミングの勉強を行うことで防ぐことが出来ます。

未然に向き不向きを確認する、ということですね。

プログラミングの勉強については無料で有益な情報を学ぶことできるサイトが存在します。

無料でプログラミングを学べるサイト紹介しておきます。

paizaラーニング

progate

paizaに関しては問題のランクによって難易度が決められており、高いランクの試験を合格し転職にも活用できるみたいです!

また、どうしても今の仕事が嫌で辞めることを決意している方は、スクールではなくハローワークの職業訓練校をお勧めします。
ある要件を満たせば給付金を貰いながら無料でプログラミングを学び、就職支援を受けることができます。

厚生労働省 職業訓練校の資料はこちら

これまた余談ですが、我がスフィアネットのスーパープログラマーI選手も職業訓練校出身で、さらに職業訓練校中に応用情報技術者試験も合格しているみたいです。

ちなみに応用情報技術者試験については現役エンジニア、プログラマも取得が難しい資格です。
そんな資格を就職前に取得していたI選手は非常に強い武器を持っていたことになります!
(応用を取得しているだけで引っ張りだことか。。。)

そんなI選手の応用情報技術者試験合格体験記はこちら

上記の内容は合格するための勉強法やメリット、デメリットについてまとめています。
ハードルは高いですが応用情報に興味のある方はぜひ参考にしてみて下さい。

ということで、この章のまとめは

無料のサイトや、基本情報の参考書(2,000円程)を活用して先ほどのリスキーな流れを避けましょう。

となります。

未経験では転職のハードルが高い

未経験で転職を考えている方は一番知りたい内容なのではないでしょうか。

この章でも最初に結論です。笑

エントリーシートや面接で自分の良い所を100個伝えるよりも、形に残る実力の証拠を見せた方が手っ取り早いです。

皆さんお分かりだと思いますが、資格ポートフォリオです。

我がスフィアネットのスーパープログラマT氏による、ポートフォリオを参考までに載せておきます。

対戦型PRGタイピングゲーム

採用担当者の後日談ですが、こちらのポートフォリオを見て採用は確定していたみたいです。

ポートフォリオの効力恐るべし。

私も未経験で転職した身なので声を大にして言えますが、どちらか一つを手札に持っておくと転職時にかなり有利になります。

実際に面接官に「資格やポートフォリオはないの?」と聞かれたり、「資格かポートフォリオを作成した方がいい」とのアドバイスを直接言われたこともあります。笑

採用側に立って考えると当たり前なのですが「~スクールを卒業しています」や「職業訓練校の履修を完了しています」と言われても、その人がどれだけの実力があるのか最低限の知識を持っているのか、の指標にはならないですよね。

そしてライバルも多い中、自分を売り出していかないといけないです。
20代中盤でIT未経験という何者でもない自分と、情報系の大学の新卒どちらを採用したいかと思うと圧倒的に後者ですよね。
お金を払ってまでITの技術者として育てたいと思うのは後者ですよね。

今は事なきを得てプログラマーとしてご飯を食べていけますが、当時を振り返ると資格だけでも取っておくべきだと後悔しています。

エントリーシート100社提出して、15社くらい面接、5社から内定という結果ですが、どちらか一つでも保持していれば、そんなに苦労せずに就職できたと思います。

何者でもないくせに転職で戦える武器が少なすぎたのです。

中途で未経験というだけでスタートラインが遅れています。
少しでも形(資格・ポートフォリオ)あるもので補填をしていきましょう。
※私は補填できていなかったですが、あくまで体験に基づいての助言となります。ご容赦ください。

給料が転職前に比べて下がる(可能性がある)

この話もあくまで私の話となります。

実際に自衛隊、不動産営業、通信業、の三つの職業を経験してきましたが、スタートの給料は一番低かったです。

IT業界に対して給料面で期待をしていた方は、がっくりくるかもですね。笑

25歳前後の方が転職しようとなると、前社や現在の仕事の方が年数も経っているので給料が高いのは仕方ないかもしれません。

もちろん、会社の規模や働く形態(SES、受託)によって変動はするでしょうが、未経験で雇ってくれるところはそんなに差はないと思います。

ただ、誤解の無いように言っておくと、入社後の給料の上がり幅は一番良かったのも事実です。
(この点については後の章で説明します)

恐らく未経験の方はほとんどがSES契約で従事されることになると思います。

SESは客先と、月に何時間労働します、その対価として報酬(単価)を頂きますということで派遣契約を締結します。そうです、この単価というのが自分のお給料に直結することになります。

そして単価交渉を行う際に、未経験で技術がないだろうから、、といった理由で低くなると思います。

ただ、営業の技術(トーク)で単価を高くすることは可能ですが、あまりに自分の実力と見合っていない単価で交渉成立してしまうと、ボロが出てしまい「え、こんなこともできないの?」となり、契約解除という最悪の事態になりかねません。

単価の額と実力がいい塩梅で行くようにしっかりと営業の方と調整をすることが大切です。

先ほど少し話に出た、SES、受託の働き方について軽く触れておきます。

未経験におすすめなのはSES?

受託開発とSES契約の違いについてめちゃくちゃざっくり話すと納品物の違いです。

もっと詳しく知りたい方はご自身でググって頂ければと思います。
受託開発、SES契約を説明するとなると、かなり脱線してしまいますので。笑

受託の場合、納品物はモノシステムアプリ)となっております。(完遂義務有り)

SES契約の場合、納品物は時間となっております。(完遂義務無し)

そして、炎上しやすいのは受託開発となっておりますが、納期に間に合わないことが最大の理由として考えられます。

炎上していたり、夜遅くまで作業が終わらなく残業している環境で、上司が未経験の人に対して優しく一から全て教えてくれるということは想像しづらいですよね。

未経験エンジニアになって感じたギャップ

IT業界に飛び込んだものの今までの業界となんか違うぞ!と感じたギャップにも触れておきます。

ギャップ1.人間関係の距離感

IT業界で従事される方は、人間関係の距離感が遠いと思います。笑
(人によっては良い意味、悪い意味と両面あると思います)

多少は予想していましたが、あまりにもノリが通じないことがあります。

必要最低限のことは会話しない、といった雰囲気が漂っているので営業職をバリバリしてきた人がIT業界に転職すると、ギャップは感じると思います。(なかには体育会系の会社もあるみたいですが少数派だと思います。)

営業出の人でバリバリ人と会話しながら仕事をしたいとなれば、プログラマーではなく、IT業界営業など視野に入れてみてもいいかもしれません。

また、誤解のないように話しておくと、コミュニケーションを取らなくて良いか?と聞かれると答えは”NO“です。

業務を円滑に進めるために、コミュニケーション能力は大前提として必須です。

業務中に分からないことや質問事項は山ほど出てきます。
その問題を解決するために分かりやすく相手に質問して、欲しい答えを最短で聞き出す必要があるので、
IT業界に対して「プログラミングが出来ればコミュ力無くても大丈夫」や、
「会話を一日中しなくて仕事ができる」など誤った認識をお持ちの方は今すぐ改めてくださいね。

ギャップ2: 給料の上がり幅が大きい!?

先ほど転職前に比べて給料が低くなってしまう話をしましたが、上がり幅は結構あります。

SESでは単価交渉を行い自分の単価を上げることでお給料に反映される、というのは先ほどの章でご説明した通り。

詳しい金額は言えないのですが上がり幅だけお伝えすると、私の場合、入社当初に比べてお給料が1.9倍となっています。(現時点で入社して3年10ヶ月目)

結構な上がり幅ではないでしょうか?

もちろん、単価交渉を成功させるには客先での頑張りが必要です。

単価については資格取得や、プロジェクトリーダーなど開発に貢献することで上がります。
(営業の頑張りなどもありますが。。。)

私の場合、最初の数年は開発の頑張りや人柄コミュニケーション能力)などで上げることが出来ましたが、3年目くらいからは限界があったので基本情報を取得し単価交渉の材料にしました。

この記事では耳にタコができるくらい、「基本情報の取得!」を聞いていますよね。
そんなに言うなら勉強法を教えてくれよ、という声が。。。

ですよね。私の合格体験記のブログを置いておきます。

基本情報技術者試験の勉強方法!

未経験者でこれから頑張る方へのメッセージ

いかがだったでしょうか。

ここまで拝読された方は、今まで話したIT業界の苦労があるにも関わらず、それでもなお転職を試みている人だと思います。

と同時に、資格取得ポートフォリオ作成重要性もご理解いただけたと思います。

冒頭でもお話ししたこの二つだけ伝われば、このブログの意味は達成されたと思います。

芸人のキングコング西野さんが、あるこんなことを発信していました。

「20代で生まれた差は一生かけても取り返せない」
「20代より後はそもそも打席にも立たせてもらえない」と。

キングコング西野さん 20代で生まれた差は一生かけても取り返せない

耳が痛くなるようなフレーズですよね。
とはいえ現実問題、IT業界も若い人を優先して採用しているは事実です。

人生は選択の連続だとよく言います。
その選択は情報を「知っているか」「知っていないか」でより良い判断を下せるはずです。
情報が足りないせいで選択を誤り、自分に向いていない仕事をする可能性を少しでも減らしてほしいのです。
私の思いは貴重な20代を誤った情報のもとに失敗をしてほしくないの一点です。

皆様の転職活動、IT業界への参入が上手くいくことを願っています。

また、未経験の方でも一緒にスフィアネットで働きたいと思う方を募集しています。
気になる方は↓のリンクからどうぞ!

未経験求人!福岡のIT企業がPG候補募集