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リモートワークに慣れて1日1,000歩も歩かない日々が続いている中島です。
久しぶりに外出して、福岡マリンメッセで開催された「モノづくりフェア2021」に行ってきました。
1.モノづくりフェアとは
「モノづくりフェア2021」とは、およそ400社(団体)が出展し、自慢の製品や技術を展示する九州最大級の産業見本市です。
会期:2021年10月13日(水)~15日(金)
時間:10:00から17:00(最終日は16:00まで)
会場:マリンメッセ福岡A館
公式HP:https://www.nikkanseibu-eve.com/mono/
2.モノづくりフェアへ行くには【博多駅出発】
私が行ったのは最終日の15日。ちょうど福岡の緊急事態宣言が14日に解除された次の日でした。
博多駅の筑紫口前から直行バスが出ていたので、バスに乗って行きました。バスは15分おきに出ていて、開場直後に入れるよう早めに出たのですが、座れないくらい人が乗っていました。筑紫口通りを通って3号線に出るルートだったので、40分くらいかかりました。
天気は快晴で雲一つなく、気持ちの良い青空で、10月に入ったのにとても暑い日でした。気合を入れてスーツでジャケットまで着ていたため、暑くて仕方がありませんでした。
緊急事態明け+快晴+最終日と重なった影響なのか、会場も思っていた以上に人が多く、熱気にあふれていました。
3.来場者情報
公式HPの調査によると、来場者数13,147人で、最終日が最も多かったようです。
10/13:3,832人
10/14:4,306人
10/15:5,009人★
4.中島とマリンメッセ福岡
マリンメッセ前の都市高を時々通るので、よく見てはいたのですが、中に入ったのは2007年のスキマスイッチのライブ以来なので14年振りでした。思えば大規模イベントはコロナが流行りだしてから参加したことなく2年降りくらいになります。日常が戻ってきたようで、うれしくなりました。
5.モノづくりフェアに入場するまで
新しくできたB館、A館と左手にみて通り過ぎてA館を回り込む形で海側まで行ったところでバスがとまりました。そこからA館を1周する形で入口に到着。目算100人ほどすでに並んでいました。
入館前に、記入用紙を渡され4、5項目チェックを入れました。職業分野欄があり、「情報」「製造」などのうち、どこに当てはまるのか迷ったので、「一般」にしてしまいました。
入館時に名刺を渡し首から下げる入館パスをもらったのですが、そこに「一般」と書かれていました。「一般」は白色。よく見えなかったのですが、ほかには青や橙など色分けされていました。どうやら色(分野)を見て、出展している分野と関係のありそうな人を見極めるためのシステムのようでした。
6.モノづくりフェア会場の雰囲気
会場に入るとゆったりと作られた通路に大量のブースがつくられ、各ブースに所狭しと並べられた展示品と説明したくてウズウズしている出展者に圧倒されました。あちこちで商談らしきものが展開されていて、展示会というよりかは商談会のような感じでした。
会場入って右手からぐるっと会場を回るルートを選択して1周を試みました。
◆「3次元設計・開発・プリンターコーナー」
出展は3Dプリンタを使用したものが多く目につきました。あとはCAD/CAM、VRを使用した遠隔操作ロボットも展示されていました。
◆「モノづくりコーナー」
モノづくりフェアを冠するだけあり、「モノづくりコーナー」が3か所ほど分散されて設置されていましたが、ここは金型関係が多かったです。研磨、コーティング関連の展示品も多くありましたが、知識不足で内容がよくわかりませんでした。。。
◆「環境・エネルギーコーナー」
屋外使用の汚れ落とし、照明機器、充電器や蓄電池っぽいものも展示されていました。
◆「産学官連携・団体PRコーナー」
福岡県、熊本県、佐賀県、長崎県、大分県、鹿児島県とほぼ九州全域の県と連携したブースがありました。県が企業を誘致したり企業と協力したりしているようでした。
◆「生産車展示コーナー」
奥の方にはホンダ、日産、トヨタ、ダイハツの車も展示されていました。
◆その他
在庫管理や、産業用ロボットもありました。モノづくりとはいえ、製造物のみではなくソフトウェアと連携しているものも多くありました。段ボールを折りたたむロボットの実演も行っていました。
7.中島のモノづくりフェア体験
「一般」だとほぼ声を掛けられることなく、落ち着いてみることができました。それでも、何社かは気さくに声をかけてくれて話をしてくれました。
写真を撮れるような雰囲気ではなく、だれも写真を撮っていなかったため、写真を撮る勇気はありませんでした。
◆SEEDsロボティクスグループ様
CoRoCoという荷物運搬ロボット?を実演していました。取っ手はなく、板にタイヤがついていて光ってました。なんだこれ?と思ってみていたら話しかけてくれました。
倉庫などで荷物を運ぶ台車でした。ワイヤー操作で、引っ張れば前進して、引っ張るのをやめれば止まる、引っ張る方向で進行方向も自動認識するすごいロボットでした。
実際に操作させて頂きましたが、見た目よりとても軽い力で荷物を運ぶことができました。100Kgまで載せられるそうです。見たまんま台車で、載せる位置が低いので腰にきそうと考えていたら、専用アタッチメントをつければ低い位置への荷物の移動を無くして、水平に移動できると説明されました。ロボットも説明員も気配りが素晴らしい。
荷物の運搬業務を行う場合とても楽だと思います。慣れないと見た目の重量とかける力の差にとても違和感があります。仕事柄重い荷物を運搬するとこはないので、欲しくなりましたが使いどころが思いつきませんでした。
◆中村精工業株式会社様
「モノづくりコーナー」でいろいろな金型が展示されていました。中にはクルマのフロントグリルもあり、押し出しの強いグリルをみてカッコいいなぁと思っていたら話しかけてくれました。
小さいものから大きいものまでたくさんの金型を作っていること、μレベルで加工されていること。最初に見たグリルを作るのはとても難しいこと。これだけのグリルが作れる会社は多くはないなど、熱く語ってくれました。
どこも仕事が丁寧で、自社の製品にとても自信をもっていることが感じられました。
8.アイコムソフト株式会社様
私がモノづくりフェアに来た目的は、普段とてもお世話になっているアイコムソフト株式会社様が出展しているからです。「IoT・AI・SIコーナー」で3点出展を行っていました。
◆計量式在庫チェッカー
部品やパーツの在庫状況を管理するためのシステムでした。展示ではペットボトルのお茶が大量に並んでいました。ものの重量と閾値を設定することで閾値以下になった場合、警告灯が点灯して在庫が減ったことを知らせるものとのことで、管理画面があり実際に倉庫にいなくても、在庫が減ったことを確認できるようになっていました。また、閾値を超えたかどうかだけでなく現在の在庫量が多いか少ないか把握できるようになっていました。
ペットボトルを取ったり置いたりして、実際にどのように通知されるのかと現在の管理画面の状況を丁寧に実演していただきました。
◆i-Brain 設備稼働モニターシステム
装置の信号灯に取り付けることで、装置の稼働状況を遠隔監視できるシステムでした。
一般的に装置には信号灯がついていますが、工場内にいないとみることができない為、遠隔で確認できるのと、管理画面があり過去の状況も含めて確認できるためすごく便利だと思いました。
◆WinActor
前の2点はモノベースでソフトウェアを組み合わせた私にとってはとてもなじみ深いシステムでしたが、こちらは「モノづくりフェア」にあって純粋なソフトウェアでした。
WinActorとはRPAで、ソフトウェア寄りの私に一番マッチする展示品でしたが、実際にRPAを見るのは初めてでした。RAPという用語とパソコン操作を自動化できるということは知っていたのですが、どのような仕組みでものでどう設定してどう動くのかは全く知りませんでした。Pythonの勉強をしていて、自動化にはとても興味はあったのですが、実物を見る機会はこれまでありませんでした。
設定画面での設定内容を説明してもらいました。ライブラリからドラッグすることで動作フローを作成するだけで事前準備ができるというとても簡単操作でした。
さらに、実際に動いているところも見せていただきました。プログラム実行は自動で行ってパソコン上では見えないように思っていましたが、実際には人が操作するような形で
自動化されていました。だたし、次々画面が切り替わるのですが早すぎて目で追えませんでした。
とても親切丁寧に説明していただけてうれしかったです。
9.まとめ
平日にもかかわらず見に行く時間を頂けてとても感謝です。
毎日の業務に追われているだけではなく、新しい技術の動向を知ってゆくゆくは自社製品を持ち、ゆくゆくは出展する側に立ちたいという志を得ました。
とても有意義な1日になりました。
福岡市博多区でシステム開発の請負やSES、ホームページ制作やweb集客サービスを提供するIT業界の中小企業に在籍するエンジニア組が交代しながら発信中