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技術部メンバー

福岡市博多区でシステム開発の請負やSES、ホームページ制作やweb集客サービスを提供するIT業界の中小企業に在籍するエンジニア組が交代しながら発信中

Googleアナリティクスの見方を知りたい方にとって、行動フローやコンバージョンの計測方法や分析のコツを学ぶために、勉強会や資格の勉強、またはブログを読みながら日々時間をかけていらっしゃる方が非常に多いのではないでしょうか?

Googleアナリティクスは、使い方や見方さえ勉強すれば、あとは無料で月別や地域別、セグメント別、デバイス別、チャネル別、参照元別のpv数や訪問者数、新規ユーザー数、平均セッション数や平均ページ滞在時間、直帰率、コンバージョン数、検索キーワードなど目的に合わせてアクセス解析ができ、商品やサービスの売上を上げるために徹底活用できる素晴らしいツールです。

しかし、Googleアナリティクスは測定の対象が多すぎて、初心者にとっては、使い方がわからない方や設定方法や操作方法、レポートの見方がわからないという方が非常に多くいらしゃいます。そこで今回の記事では、

  • Googleアナリティクスの見方がわからないので困っている
  • コンバージョンや集客チャネル、参照元の経路や使っているデバイスの見方がわからなくてイライラしている
  • 行動フローやコンバージョンが知りたいけど見方がわからず涙が枯れるぐらい泣いたけど誰も助けてくれなかった

という悩みを解決するために、Googleアナリティクスの見方を目的別に福岡市のSEO対策専門会社でGoogleアナリティクス歴2年目21歳、いつでも全力投球の原が8分で解説していきます。この記事を読んだ後にはあなたに本来の笑顔が戻ると思いますよ(笑)。

それではさっそく本題に入っていきましょう。

Googleアナリティクスの見方

Googleアナリティクスのホーム画面の見方について解説します。

ユーザーとは

左上の赤枠で囲っているユーザー(843 )とは、設定された期間に新しくホームページへ訪れた1アカウント(1人の人)のことです。セッションと違い、30分後に再訪問してもユーザー数は1ユーザー、日付が変わって訪問しても1ユーザーとしてカウントされます。

例えば、飲食店に来店した人が何回来店しても1ユーザーとしてカウントされます。

セッション

セッションとは、ホームページへ訪れたユーザーのうち、最初にユーザーが訪れた時間から30分以上経過した場合と日付が変わった場合に、同じユーザーがもう一度ホームページへ訪れても新しい1セッションとして測定される数のことです。

例えば、飲食店Aに来店した人が、一度飲食店Aを出て30分後にもう一度同じ飲食店Aへ来店すると2セッションとなります。そして、その人が一度飲食店Aを出て日付けが変わった瞬間に再来店すると3セッションと測定されます。この場合、ユーザー数は1ユーザーのままとなります。

直帰率

直帰率とは、全体の「セッション」のうち、訪れたユーザーが1ページだけ見てホームページから離れたユーザーの割合のことをいいます。ホームページへ訪れて2セッションせずにサイトからでていけば直帰率に測定されます。

直帰率は、よく離脱率と間違われます。離脱率とはすべての「セッション」ではなく、すべての「ページビュー」の中で最終的に見られたページから何人でていったかの割合を測定している数字です。

直帰率はテレビを見に来た視聴者の内、何人が1コマ目で出ていったのか?の割合ですのでポイントは1コマ(1ページ)ででていった「セッションの割合」という点です。

離脱率

離脱率はテレビを見に来た視聴者がどこかのコマで視聴をやめた場合、最後に視聴していたコマからでていった人の割合です。ホームページのトップページや集客目的のLP(ランディングページ)で離脱率を測定し、離脱率が高ければ問題です。この場合、リライトするなどの改善策を実施でき、コンバージョンの獲得につなげられる施策が打てます。※問い合わせフォームやカタログフォームで離脱率が高くてもトップページや集客用ページほど問題ではないと思いますので、改善の優先順位は低めに設定してて良いと思います。

セッション継続時間

セッション継続時間とは、ホームページに訪問した人(1セッション)が、ホームページに滞在していた平均時間のことです。1ユーザーが滞在していた時間とは違います。

アクティブユーザーのリアルタイム

アクティブユーザーのリアルタイムとは、現在ホームページを訪問しているユーザー数のことです。

下にスクロールすると、ユーザーを獲得している方法を見ることができます。

トラフィックチャネル

トラフィックチャネルとは、ホームページに訪問したユーザーの訪問経路のことです。このページで訪問者の経路分析をすることができます。このページのsocial(ソーシャル)とは、SNS( Twitter、Instagram、Facebookなど)から訪問してきたユーザーの数、referralは被リンクから訪問してきたユーザーの数、directは直接URLを入力しているかブックマークなどから訪問してきたユーザーの数、organicsearchは検索エンジン(Google、Yahoo!、bing) から訪問してきた数になります。

被リンクの詳細については、SEO対策の疑問・被リンクとは?をご確認ください。

参照元

参照元/メディアとは、ホームページに訪問したユーザーがどの経路から訪問してきたのか/どのメディアを使用したか測定した数になります。

参照元には、bing、Yahoo!、Googleといった検索エンジンからFacebookなどのSNSもあります。directはブックマークなどで直接URLを入力して訪問してきたユーザーになります。

メディアには、organic(検索から)、referral(被リンクから)、display( ディスプレイ広告から)、none(不明)などの種類があります。

参考サイトとは、ホームページに訪問したユーザーがどの被リンクから訪問してきたかを測定している数です。訪問するきっかけになった被リンク先サイトのURLが表示されます。

さらに下にスクロールするとアクティブユーザーの動向やユーザー維持率を見ることができます。

アクティブユーザー

アクティブユーザーとは、特定の期間内にホームページに1回以上訪問したユーザーの数のことです。アクティブユーザーが多い時に、キャンペーンのバナーをサイト内のわかりやすい場所に掲載するとリアルタイムでコンバージョンにつなげられるなどのテストができたり、結果の測定もできます。

ユーザー維持率

ユーザー維持率とは、1週間でホームページへアクセスしたユーザーが定着した割合を表示しています。コホート分析で使われる頻度が高い指標です。1週間で何ユーザーがサイトへ再訪問したのか?再訪問して商品の購入をしたのか?リピーターの分析に最適な指標です。

※コホート分析とは、集団(グループ)で分けて一定期間の分析をすることです。よく医療業界の研究で使われます。

定着

定着とはホームページに訪問した日から特定の期間内に再訪問したユーザーのことです。

さらに下にスクロールすると訪問したユーザーの詳細を見ることができます。

ユーザーが訪れる時間帯

ユーザーが訪れる時間帯とは、訪問したユーザーが集中している時間を色の濃淡で見ることができます。

ユーザーの地域

ユーザーの地域とは、ホームページへ訪問したユーザーのIPアドレスから地域を計測をしていると考えられています。地域には市町村が表示されますが、市町村、地域(日本の場合、都道府県)、国、亜大陸、大陸の単位で分析できます。ディメンション(測定対象・区分)によって、単位を変えてみることができます。

デバイス

使われているデバイスとは、ホームページに訪問した時にユーザーが使用していたデバイス(端末)を見ることができます。

これがホームの最後の画面です。

ユーザーが訪れるているページとは、ホームページへ訪問したユーザーが多く見ているページを見ることができます。

目標達成に向けた進捗状況とは、目標(コンバージョン)を現在どれくらい達成しているかを見ることができます。

以上がGoogleアナリティクスのホーム画面の説明でした。

ここまでGoogleアナリティクスの見方を解説してきましたが、何ができるか?何がわかるか?ご理解いただけましたでしょうか?Googleアナリティクスの表示と分析の読み方や用途に合わせた使い方は、ほかにもたくさんあります。Googleアナリティクスは見るべきポイントさえ絞れば短期間でコンバージョンや行動フローが計測できる無料の分析ツールです。が、なかにはGoogleアナリティクスの使い方について、ビジネスの売上など目的もなく情報を確認しようとする通称「悲しき情報デブ」になる方がたくさんいらっしゃいます。

たとえば、目的もなくただ痩せたいだけでダイエットをしようと決意して、本や携帯、テレビでいろんな情報を調べてダイエットの知識をとても知っていてダイエットをしている人は、ダイエットが成功するといえるでしょうか?

答えは、痩せる目的ではなく痩せるのが目的の人は、いくら情報を調べて運動しても体重が減るだけで美しく痩せて、モテたり、スポーツのパフォーマンスが上がることは難しいでしょう。痩せたあとにどんなライフスタイルを目指していたのか?その目指していた状態を手にして初めてダイエットが成功したと言えます。

調べるだけ調べて知識はあって行動していても目標があいまいでは結果がでたかどうかもわかりません。これが「悲しき情報デブ」の末路です。

逆に知識がまったくない人でも、目的が免疫力や代謝UPをして健康的に暮らすことや健康寿命を延ばすことで、そのために「手段として痩せる」であれば、運動したり食事や睡眠に詳しい人を周りに配置して気が付いたら痩せていた、という方が非常に多いです。

目的に合わせた目標設定をすることで早く行動に移せるので早く結果をだすことができますので、あなたの目的(目標設定)に合わせたGoogleアナリティクス以外の様々な分析ツール(手段)もご活用されることをおすすめします。

Googleアナリティクス以外にもどんなツールがあるのか?種類が知りたい方は、自分でできるSEO対策の基本7選!初心者必見な無料版という記事をご確認されると、ご自身の目的(目標設定)に合わせた分析ツールについて、一気に7分析ツールまとめて知ることができると思いますのでご確認ください。

次の章ではアクセスUPや売上UPを目的(目標設定)とした場合に見るべきGoogleアナリティクスの見方を解説します。

目的(目標設定)に合わせた見方

この章では目的(目標設定)に合わせたGoogleアナリティクスの見方を3つ解説します。

コンバージョン

コンバージョンでは設定した目標をどれくらい達成できているかを確認することができます。

目標の完了数、売上、全体のアクセス数に対しての達成率など細かく見ることができます。目標まで到達している人はどのページから目標を達成したか?目標到達プロセスを確認することもできます。

集客経路

集客経路ではユーザーが訪問した経路を確認することができます。

使ったデバイス(端末)はなにか、ホームページへ訪問した時はどこにいたのかなどの情報を見ることができます。 

行動フロー

行動フローではホームページへ訪問したユーザーがどんなページを見ているか(画面遷移)を確認することができます。ページ遷移が計測できれば目標に到達するユーザーはどの情報を確認しているのか、どの情報を重要視しているか?を判断する材料にもなります。

以上、3つの目的に合わせたGoogleアナリティクス見方についてでした。

さいごに

いかがでしたでしょうか?

今回の記事ではGoogleアナリティクスの見方を目的別に8分で解説してきました。あなたのホームページがもっと良くなるイメージはできましたでしょうか?

弊社ではサイトの分析をしておらず、問題点がどこかわからないから教えてほしいという方からのご相談が多くあります。今回の記事でその問題点が少しでも改善されたら幸いです。

もっと詳しくGoogleアナリティクスについての見方を知りたい方やGoogleアナリティクスの設定の方法がわからない方はお気軽にお問い合わせください。

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